雑感ばかり箇条書き。
■途中からずっと、「ドMの祭典」という言葉が頭を離れなかった。今も離れません。
■トイレ(どこもかしこも長蛇の列)に並ぶのは想像を遥かに超える時間のロス。タイムなんてはなから眼中になかったから悠長に構えていたけど、さすがに寄り過ぎた。給水所のアミノバリュー嬉しがってじゃんじゃん飲み過ぎた。
■スマホ持ちの多いこと。そして電話で誰かと連絡を取りながら走っている人などザラ。「もしもし、今どこ? あーそれだと多分オーバーペースだよ!」「もしもし、もうすぐ○○km地点。わたし左側走ってるから、見つけたらみんなで声かけて!」など。時代です。
■銀座のど真ん中を走る楽しさ、みたいなことが本大会では謳われたりするけど、銀座なんてほぼ行ったことないので、有り難みがようわからん悲しき庶民。
■もっとたくさん写真撮れば良かった。いつもこういう時に限って撮らずに後で悔やむパターン。
■オールスポーツコミュニティという公式フォトサービスがあり、沿道のそこかしこでカメラマンがスタンバイ。後でサイトから自分の写った写真(ゼッケン番号などで検索)を買えるんだけど、これがとんでもなく高い! 法外といっていいレベル。以上ボヤキ。
■5年前と比べると、沿道の人の数が明らかに増えた。前回はほんの10kmだったが、その道程ですでに違う。大会の成熟を感じた(ドヤ顔)。
■よくある光景。会社の同僚や同級生らしき人たちが沿道にいて、発見してワイワイ→記念撮影、っての。全然羨ましくない。全然羨ましくないよ…
■背中に何らかのメッセージ、このマラソンへの思いを書いて走っている人も多い。子供の笑顔のために走るとか、親子ふたりで絶対ゴールしようとか、病気に負けないとか。それぞれの思いを見て、訳も分からずいちいち泣けてくる。ラン中は変なスイッチ入る。
■ようやくフィニッシュ! もう超限界だゆっくり休みたい…と思ったら、ビッグサイトは広い。フィニッシュゲートを越えてから荷物受け取り・脱衣所・待ち合わせスペースまでがそれぞれ超遠い! 屋内に入ってからもしばらく試練は続くのだ。
■長距離ともなると沿道でお菓子やパン、飲み物や消炎スプレーなどを非公式に差し出して下さってる方がたくさんいて、大変助かりました。実際ハラ減るもんですからね。もちろん、公式給水所・給食所はありますが、給食についてはバナナなど簡素なものしかないなので、そうした私的な気遣いが嬉しいんですよね。中には「自己責任で」なんて掲げてワインを配っている人までいました。さすがにそりゃどうなの。
■何より感謝したいのが膨大な数のボランティア、警備の方々。本当に頭が下がります、お世話様でした。普段キャラじゃないのに、沿道で手を差し出されて俺もハイタッチなど。そんな気分にさせてくれたのは、ひとえに大会を陰で支えてくれた件の人々のおかげ。彼らが作ってくれた「陽」の空気のおかげ。奇麗ごとのようですが、ほんとに笑顔に助けられた思いでした。あの大会に関わっている人、出場者も含めて全員聖人。今じゃそんなイメージです。改めて、本当に素晴らしい祭典だと思います。